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バラの本数で変わる花言葉の意味!1本と100本ではメッセージが違う

「大切なあの人に、花の女王とも呼ばれるバラを贈りたい」

そう思っているあなたのその気持ち、とても素敵です。

でも、どのバラを何本選べば、自分の想いが正しく伝わるんだろう…と、ショーケースの前で足が止まってしまった経験はありませんか?

実は、バラは色だけでなく、贈る本数によって全く異なるメッセージが込められているのです。

1本のバラに込められた「一目惚れ」の想いから、108本のバラが意味する「結婚してください」という究極の告白まで、その表現は無限大。

もし、この「本数の意味」を知らずに贈ってしまうと、あなたの純粋な想いが誤って伝わってしまう可能性すらあります。

こんにちは。
私は、以前フローリストとして5年間、お客様の想いを花に託すお手伝いをしていた経験を持つライターです。
プロポーズや記念日など、人生の大切な瞬間に300件以上立ち会ってきました。

この記事では、元フローリストの知識と経験を元に、あなたの特別な想いを完璧に伝えるための「バラの本数に込められた花言葉」を、どこよりも分かりやすく解説します。

この記事を読み終える頃には、あなたは自信を持って、最高のバラの花束を選べるようになっているはずです。
さあ、一緒に想いを伝える準備を始めましょう。

なぜバラは本数で意味が変わるの?

そもそも、なぜバラは本数によって意味が変わるようになったのでしょうか。

これは、ヨーロッパにおける「ダズンローズ(dozen rose)」の文化が深く関係していると言われています。
1ダース、つまり12本のバラのことですね。

19世紀のヨーロッパでは、男性が愛する女性にプロポーズする際、野に咲くバラを12本摘んで花束にし、結婚を申し込んだというロマンチックな逸話があります。
この12本のバラには、それぞれ「感謝・誠実・幸福・信頼・希望・愛情・情熱・真実・尊敬・栄光・努力・永遠」という、愛する人に誓うべき大切なメッセージが込められていたのです。

この文化が、それぞれの本数に特別な意味を持たせる習慣の始まりとなり、現代の多様な花言葉へと繋がっていったと考えられています。
つまり、バラの本数に意味を込めて贈るという行為は、ただ美しい花を贈るだけでなく、言葉にならない誓いや深い愛情を伝える、古くからの伝統的なコミュニケーション方法なのです。

私がお店にいた頃も、このダズンローズの物語をお客様にお伝えすると、多くの方が「そんな素敵な意味があったんですね」と目を輝かせていました。

一本一本に想いを託す。
それがバラの花束を贈るということの、本当の魅力なのかもしれません。

【シーン別】想いが伝わるバラの本数一覧

ここからは、具体的なバラの本数が持つ意味を、贈りたいシーン別に見ていきましょう。
あなたの伝えたいメッセージにぴったりの本数を見つけてみてください。

ちょっとしたプレゼントや、さりげない好意を伝えたい時

日常のちょっとした感謝や、「あなたのことが気になっています」というサインを送りたい時にぴったりな本数です。

  • 1本:「あなたしかいない」「一目惚れ」
    シンプルな一本のバラは、ストレートな想いを伝えます。
    初めてのデートの帰り際に渡したり、たくさんのプレゼントの中にそっと忍ばせたりするのも粋な演出ですね。
  • 3本:「愛しています」「告白」
    愛の象徴である「3」という数字は、シンプルながらも強いメッセージ性を持ちます。
    まだ付き合っていない相手へ、真剣な気持ちを伝える告白のシーンにおすすめです。
  • 11本:「最愛」
    「あなたは私の最も愛する人です」という、深く、そして誠実な愛情を表現できます。
    パートナーの誕生日や、何気ない日常のサプライズに贈れば、二人の絆がより一層深まることでしょう。

恋人への誕生日・記念日に贈りたい特別な本数

付き合っているパートナーとの大切な記念日には、少し豪華な本数で特別な愛情を伝えてみませんか?

  • 12本:「私の妻になってください」
    先ほどご紹介した「ダズンローズ」です。
    12の誓いを込めて贈るこの花束は、プロポーズの王道として知られています。
    もちろん、結婚記念日に「これからもよろしくね」という想いを込めて贈るのも、とてもロマンチックです。
  • 24本:「一日中あなたのことを想っています」
    1日が24時間であることから、このメッセージが込められました。
    「仕事中も、寝ている時も、いつでもあなたのことを考えているよ」という、甘く情熱的な想いを伝えたい時に最適です。
  • 40本:「真実の愛を誓います」
    偽りのない、心からの愛を誓うという意味が込められています。
    お付き合いして1年記念日など、関係が安定してきた時期に贈ることで、相手への変わらぬ愛情を示すことができます。
  • 50本:「永遠」「偶然の出会い」
    「あなたとの出会いは運命だった。この愛が永遠に続きますように」という、壮大なストーリーを感じさせるメッセージです。
    出会った記念日や、交際が長く続いているカップルに特におすすめしたい本数です。

プロポーズや人生の節目で贈る究極の本数

「結婚してください」という人生最大の告白。
そんな特別な瞬間には、記憶に永遠に残るような、圧巻の花束で想いを伝えてみてはいかがでしょうか。

  • 99本:「永遠の愛」「ずっと一緒にいよう」
    「99」という数字が「久久」を連想させることから、永遠の愛を誓う意味になりました。
    プロポーズはもちろん、銀婚式や金婚式など、長年連れ添ったパートナーへ改めて愛を伝えるのにもふさわしい本数です。
  • 100本:「100%の愛」
    これ以上ないほどの、完璧な愛情を表現します。
    「私の愛は100%、すべてあなたのものです」という、力強くストレートなメッセージは、どんな人の心にも響くでしょう。
    関連: バラ100本の購入完全ガイド|贈る意味や値段相場、お得な買い方
  • 108本:「結婚してください」
    「108」が「とわ(永遠)」と読めることから、プロポーズに贈る本数として絶大な人気を誇ります
    フローリスト時代、108本のバラの花束のご注文をいただくたびに、こちらも幸せな気持ちになったことを覚えています。
    両手で抱えるほどの大きな花束は、まさに一生の思い出になるはずです。

これだけは避けたい!ネガティブな意味を持つ本数

想いを伝えるバラですが、中には贈り物として避けた方が良い、ネガティブな意味合いを持つ本数も存在します。
誤解を生まないためにも、ぜひ覚えておいてください。

13本:「永遠の友情」
15本:「ごめんなさい」
16本:「不安な愛」
17本:「絶望的な愛」

特に「永遠の友情」を意味する13本は、友人へ贈るなら問題ありませんが、恋愛感情のある相手に贈ると「友達としてしか見ていない」というメッセージに受け取られかねません。
注意が必要ですね。

また、15本は謝罪の意味を持つため、喧嘩の後の仲直りに贈るのは良いかもしれませんが、お祝いのシーンには全く不向きです。
これらの本数は、意図しない限り選ばないようにしましょう。

もっと気持ちを伝えたい!色と組み合わせる最強のメッセージ術

本数の意味を理解したら、次は「色」を組み合わせて、さらにオリジナルなメッセージを創り上げてみましょう。

例えば、同じ11本のバラでも、色が変わればニュアンスも少し変わってきます。

  • 赤いバラ × 11本
    「最愛」+「あなたを愛しています」= 情熱的な愛情の告白
  • ピンクのバラ × 11本
    「最愛」+「感謝」= 「いつもありがとう、私の大切な人」という感謝の気持ち
  • 白いバラ × 11本
    「最愛」+「深い尊敬」= 相手への尊敬の念を込めた、純粋な愛情表現

いかがでしょうか。
伝えたい相手やシチュエーションに合わせて色を選ぶことで、あなたの花束は世界に一つだけの特別なメッセージになるのです。

ここで少し注意したいのが黄色のバラです。
「友情」という素敵な意味がある一方で、「嫉妬」や「薄らぐ愛」といったネガティブな意味も持ち合わせています。
友人関係の相手に贈るのは素敵ですが、恋人に贈る際は誤解されないよう、メッセージカードを添えるなどの配慮があると安心です。

バラの色主な花言葉おすすめのシーン
赤色あなたを愛しています、情熱、美告白、プロポーズ、記念日
ピンク色感謝、上品、しとやか家族へ、お世話になった方へ、恋人へ
白色純潔、深い尊敬、私はあなたにふさわしい結婚祝い、尊敬する上司へ
オレンジ色絆、信頼、健やか友人へ、チームメンバーへ
青色夢かなう、奇跡、神の祝福目標を達成した方へ、応援したい方へ

元フローリストが語る、忘れられないバラのエピソード

私がフローリストとして働いていた5年間で、バラにまつわる数々の感動的な瞬間に立ち会うことができました。
その中でも、特に心に残っているエピソードを一つ、お話しさせてください。

ある日、年の瀬の忙しい時期に、一人の若い男性が少し緊張した面持ちで来店されました。
彼の手には、小さな指輪の箱が握りしめられていました。

「108本の赤いバラで、プロポーズをしたいんです」

そのまっすぐな瞳を見て、私はすぐに彼の本気を感じ取りました。
最高品質の赤いバラを108本集め、一本一本丁寧に束ねていく作業は、まるで彼の決意を形にしていくような、神聖な時間でした。

数日後、彼が最高の笑顔で報告に来てくれたのです。
「プロポーズ、成功しました!彼女、花束を見た瞬間に泣き出してしまって…本当にありがとうございました」

言葉で伝える以上の想いが、108本のバラを通じて、確かに彼女の心に届いた瞬間でした。
花は、言葉の壁を越えて、人の心を直接揺さぶる力を持っている。
この経験は、私にとって忘れられない宝物です。

あなたの想いも、きっとバラの力を借りれば、ストレートに相手の心へ届くはずです。

まとめ

今回は、バラの本数が持つ花言葉について、詳しく解説してきました。

最後に、大切なポイントをもう一度おさらいしましょう。

  • バラは本数によって全く違うメッセージになる
  • プロポーズには12本や108本が王道
  • 記念日や誕生日には3本、11本、50本などが人気
  • 13本、15本などネガティブな意味を持つ本数には注意が必要
  • 色と組み合わせることで、より深いメッセージを伝えられる

花を選ぶ時間は、相手のことを想う、とても温かくて幸せな時間です。

この記事が、あなたのその大切な時間を、より豊かで確かなものにするための一助となれたなら、これ以上の喜びはありません。

さあ、今度はあなたの番です。
自信を持って、世界に一つだけの、あなたの想いを込めたバラの花束を、大切な人に届けてくださいね。